菊花賞の予想

さて、京都なんで早めに。


まず、ローズキングダム切り。
というか来る訳ないでしょ?
ダービーも、神戸も、どスローのヨーイドンで来た。
フラッシュも同じタイプなんだけど、
2頭とも、直線の長いコースでスローペースの中を
脚をためるだけためて切れ勝負する馬。
もし菊を勝つとしたら、前半5ハロン1分4秒〜2000通過2分10秒
どスローで、上がりだけ33秒みたいな展開。


しかし、今年は・・・ というか、例年だけど
距離不安があるんだけども、意外とスローにならない。
という訳で、過去10年の菊ラップダイムを比較すれば分かる。


【勝ちタイム:5ハロン毎:上がり4F・3F】
09’3.03.5:59.9-63.2-60.4 47.5-35.8(スリーロールス
08’3.05.7:58.8-66.7-60.2 47.3-35.3(オウケンブルースリ
07’3.05.1:60.7-63.6-60.8 48.2-36.2(アサクサキングス
06’3.02.7:58.7-63.5-60.5 47.5-35.6(ソングオブウインド
05’3.04.6:61.2-63.4-60.0 47.8-35.7(ディープインパクト
04’3.05.7:60.4-63.7-61.6 48.1-35.8(デルタブルース
03’3.04.8:60.6-63.7-60.5 47.6-35.8(ザッツザプレンティ
02’3.05.9:58.3-66.4-61.2 48.0-35.4(ヒシミラクル
01’3.07.2:63.0-64.2-60.0 47.5-35.3(マンハッタンカフェ
00’3.04.7:61.5-62.8-60.4 48.0-36.1(エアシャカール


テン5ハロンは、その年のペースによって大きく違えど
上がり5ハロンについては、ほぼ60秒ちょい。
上がり4F3Fも、だいたい47〜48秒に35秒台。
つまり、前半のペースを問わず、上がり35秒で上がれればいいのであって
切れる脚なんてのは菊花賞では何の役にも立たないって事になる。
むしろ、ハイペースであろうがスローペースであろうが
それに動じず、確実に35秒で上がれる馬じゃないとならん、という事。


今年のメンバーでいくと、1人気ローズキングダム
前走神戸1着33.3・ダービー2着32.9・皐月4着止まりでは35.4
と、明らかに菊向きではないのが分かる。
それ以外でも、
レーヴドリアン(神戸5着34.1・ダービー11着33.6・京都新聞3着33.9)
クオークスター(セント34.0・ラジニケ2着34.5・プリン2着33.7)
あたりは切れ勝負って意味で割り引き。


では、何がいいのかってなると、前売り2番人気になっている
ヒルノダムール(札記4着35.6・皐月2着35.0・若葉2着35.9)
あたりは、上がり35秒台で掲示版なのにダービーは9着(上がり33.3)
と、切れ勝負では駄目だが35秒上がりのレースで浮上してくるタイプ。


という訳で、予想っ!


◎ビッグウイーク
逃げる事もできるし、逃げなくても番手で行ける。
で、スローに落としすぎた神戸新聞杯では、スローでヨーイドンに強い
2頭にあっさりやられちゃったけど、ちゃんと3着に踏ん張っている。
前が離してくれたせいで全く注目されてないけど、菊トライアルって意味では
1番本番に繋がる競馬をしている。
(前の2頭は、それこそ秋天にでも行けばいいって感じ)
ちなみにその神戸新聞杯、前半5ハロン63.1で
上がり5F57.9、4F45.8、3F33.8 というレース。
前途の菊花賞を見て、上がり5F57秒台や3F33秒なんて年は1回も無いのが
わかるだろう。


ちょっと逸れるが、トライアルの神戸新聞杯の上がりタイム
09’59.0-46.6-34.5:イコピコ菊4着
08’59.2-47.3-35.7:ディープスカイ菊未出走(3着オウケンブルースリ
07’60.6-47.8-35.4:ドリームジャーニー菊5着(2着アサクサキングス
06’59.0-47.2-35.4:ドリームパスポート菊2着(3着ソングオブウインド
※この年は中京2000
という感じで、菊に繋がらない切れ味で勝った馬が本番コケているのが多く
菊の勝ち馬は展開不向き(ようするに切れ負け)した馬が本番巻き返している。


人気的に見ても(前々売時点なので当てにならないけど)
8番人気21.9倍という過小評価。
神戸5着のレーヴドリアンや、ゲシュタルトアロマカフェといった
話題の馬に人気は負けている。 馬券的には、オイシイ所だ。



ヒルノダムール
春クラシックでずっと押してた馬。1番レベルの高い所からきてる、と
言っていた。
超スローのダービーこそ大敗したが、それ以外のレースでは安定してるし
レースレベルで言えば、トライアルの神戸やセントライトなんかより
札幌記念の方がよっぽどハイレベル。
ここの4着は、決して悲観する必要はない。
最内がどうか、という所だけど、この長丁場なのでロスにならないだろう。
あとは、思ったより人気になっているのがどうか、だ。
(正直、2番人気に押されるとは思ってなかった)



▲シルクオールディ
上がり馬で買うのなら。北海道での競馬っぷりは悪くなかった。
神戸で穴人気になって大敗して人気を落としたが、前途の通り神戸新聞
スローでヨーイドンの本番に全く繋がらないレースなので
負けた事を気にする必要はない。むしろ、人気が落ちてオイシイかも
単勝以外ならね


以下、少々手広くなるけども
トレイルブレイザー・リリエンタール・ビートフラッグ・コスモラピュタ
カミダノミの前走1000万特別勝ち馬、および前々走で勝ってる
ミキノバンジョー・シルクアーネストの計7頭はヒモでしっかり押さえる。


問題は、長距離オープン特別2連勝のトウカイメロディ。
実績成績からみたら押さえておく必要はあるんだけど
ダービー馬回避のせいで、思いっきり上位人気の一画にまで浮上しているので
ちょっと気がかりではある。