セントライト&ローズ

ようやく暑さも和らいで、秋競馬日和になりました。


さて、セントライトとローズ。秋クラシックの牡牝トライアル。
ローズは、例年、有力馬が多く出て本番に直結するレース
セントライトは、有力馬が少ないけど・・・?


まずは、セントライト
ダービー4着のゲシュタルト
青葉4着でダービー除外のうっぷんを、ラジニケで晴らしたアロマカフェ
プリンシバル2着で同じくダービー出られず、ラジニケ2着のクオークスター。


これに対して夏の上がり馬は・・・
古馬混合の1000万特別を勝ち上がってきたのは、
新潟2200・阿賀野川特別を勝ってきたヤマニンエルブ
小倉2000・西部スポニチ杯から、ミキノバンジョー
札幌の出世レース・支笏湖特別で1番人気4着だったダークシャドウ
同じ支笏湖特別で3着だったミッションモード
あたりか。


ダークシャドウ
3歳秋だけ、妙に活躍しだすダンス産駒。前走も、3歳ながら勝ちにいった結果。
今だけ狙えるんじゃないかと。
クラシック上位不在のここで通用しないようだと困る、というのもある反面
本番はあくまで先、今回は出走権さえ確保できればいい、というのもある。


ゲシュタルト
やはり、ダービー4着という実績はここでは最上位。
皐月賞は負けたけど、スプリング2からしてコースが駄目って事もないはずで
普通に勝ち負け範囲にいるだろう。


▲ヤマニンエルブ
開幕2週目の絶好馬場。週中に雨があったけど、原則前有利のはず。
先週の京成AHも前決着。
上記有力所が比較的中段から行くタイプなので、ハナを主張していけば
案外つかまらない目もあるんじゃないか、と。



ローズS


うって変わって、こちらはクラシック上位ほぼ勢揃い。
2頭のオークス馬のうち、サンテミリオンこそ不在なれど
もう1頭のオークス馬で3冠のかかるアパパネを筆頭に
樫3着アグネスワルツ、同4着アニメイトバイオ
桜2着で樫5着のオウケンサクラ、桜3着エーシンリターンズと
クラシックで掲示板あたりの馬がゴロゴロ。


やはり考えるのは、アパパネの取得。
なんだかんだで阪神JF・桜・樫の牝馬G1を3つ勝っているのは
実績としては文句のつけようがない。


しかし、だ。
この馬が負けたのは、新馬戦と、休み明けのチューリップ。
やはり叩いて上積みがあるタイプなので、休み明けいきなり走るタイプではない。
大敗はないにせよ、2着や3着の目は充分ありえるんじゃないかと。
3冠がかかる、という事で言えば
過去に牝馬3冠を取った2頭のうち、
ラモーヌは秋初戦も勝ったが、スティルは初戦は負けている。
牡馬で3冠を取った馬でいくと、無敗だったルドルフとディープは勝ったが
無敗じゃないシービー、ナリブは秋初戦のトライアルで負けている。
(調べたら、セントライトの時代はトライアルなんて考えが無かったけど
 菊花賞の前身にあたる京都農林省4歳呼馬というレースの前走は2着)
こんな過去の超名馬データからも、当てにならんのではないか?


という訳で、アパパネが2着か3着だとすると、それに勝つのは・・・?


春勢力の馬でも、「トライアル」という点から逆転する目があるが
それよりは未対戦の馬からか、と思った。
しかし、正直それっぽいのが居ないというのもある。
札幌で1000万を勝ちあがったトゥニーポートは、牝馬限定戦だし
春にスイートピーで上位に通用していなかった。
同じく1000万の三田特別を勝っているレディアルバローザ
桜で通用しなかったクチ。
そう見ていくと、本当の夏の上がり馬がおらん、という結論になる。


という訳で、オーソドックスにクラシック上位組がここだけ逆転という
目に賭けて、アパパネ2着付けしかないかも。