安田記念

なんだかんだ言って、6週連続G1のラスト。
いや、全部現地で観戦ですが・・・ 正直しんどい(堂本風)


まず、4歳馬が5頭。残りの13頭のうち、去年の安田に出たのが8頭。
コンゴウリキシオー(2着)、ジョリーダンス(3着)、スズカフェニックス(5着)、エイシンドーパー(6着)、グッドババ(7着)、キストゥヘヴン(8着)、スーパーホーネット(11着)、エアシェイディ(16着)


しかし、今回は昨年上位のコンゴウリキシオー、ジョリーダンスが全然人気がなく、昨年1番人気5着敗退のスズカフェニックスと、ドベ人気11着だったスーパーホーネット、そして外国馬最先着とはいえ7着だったグッドババが人気。
スズカフェニックスは別とすると、1番人気に押された日本のエース・スーパーホーネットは昨年安田の後、OP→スワンSと連勝して、秋マイルCSでは昨年の覇者ダイワメジャーに迫った。で、休み明け+距離不足の高松宮を叩いて京王SCを楽勝して参戦。安田後は5戦3勝2着1回。休み明け&距離不足の宮杯を除けば、ダイワメジャー以外に先着されていない。
かたや香港のエース、グッドババも昨年安田後は6戦5勝2着1回。昨年の香港マイルと今年のチャンピオンズマイルを制し、勢いという部分はスーパーホーネット以上。
つまり、昨年の安田で敗北した2頭が、それぞれ日本・香港で一気に素質開花して、今年はエース格・・・ となるのだが。


×スズカフェニックス
3着ならあるが。つーか前走は明らかに鞍上がダメ。本来は1600よりは1400の方がベストなはずで、スーパーホーネットとの差は直線の内外の差。位置が逆なら逆転があるだろうが、今回は枠からして外を回らざるをえないので、やはり逆転は難しい。末脚の信頼度なら1番いいので、大外から追い込んで3着になりそうな感じだ。
補足だけど、前走の京王SCで、上がりがメンバー最高の32.9。これでも直線モタついた、などというバカ鞍上はとっとと降ろされても文句言えないんじゃないか?


×ウオッカ
確かに府中はいい。が、この馬は本来はマイル向きのスピード馬ではない。2000ならば本命にするが、1600だと、同じくらいの末脚を繰り出せる馬は何頭かいる訳であって、そういう部分でも狙いは下げたい所。
常々、タイプ的にはトニービン産駒っぽい雰囲気と言ってたので。トニービンも、産駒はオークス・ダービー・秋天といった府中の2000以上のG1は強かったが1600になるとスピードが1枚落ちる分、好走すれど勝てない事が続いていたので、この馬もそうだと思えばいい。
しかし、この馬のために言い訳をつければ、前走の鞍上は、切れが1枚劣るこの馬を大外ぶん回しをせず、しっかり内から行って、直線入り口で前を射程圏内に入れたベストな騎乗をしており、何ら責める所はない。
ただ馬の方が、一瞬の切れがある他馬に負けただけであって、言うならば鞍上は100%騎乗したが馬のタイプ的に勝てなかった。
もし狙うなら、ここも負けて人気が落ちた次なのだが・・・ 阪神2200は内回りだしなぁ。秋天までは勝てないかも。




オーシャンエイプス
去年、さんざん騒がれた素質馬。体調の問題もあり、クラシックを無理使いせずにしっかり休養したせいか、馬体が安定してきた。
府中のマイルは2000くらいをこなせるスタミナも必要だが、新馬1800で使っており、条件戦とはいえ府中2000で勝った実績もあるのでその点は心配ない。
小回りの中山や小倉だと脚を余す傾向があったが、広く長い直線であれば末脚は充分生かせる。しかも安田記念では穴をあけるJKを鞍上に迎えて、唯一の不安点だったヤネの問題が解消した。
相手だって、去年ダイワメジャーに歯が立たなかった連中であり、そんなハイレベルではない。(元々ダイワメジャーは中距離馬だと思っており、マイル馬のスピードが???なので)
そこで5着7着11着だった馬が単勝10倍以下の上位4番人気以内に支持されている。だったら、充分通用するだろう。
ここで勝ってしまうと秋に人気になってしまうんで、まだ人気ではない今が1番狙い目。


コンゴウリキシオー
昨年2着の実績は、やはり無視できない。昨年はマイラーズCを勝ってきており3番人気に支持されていたが、今年は前走ダートで負けたせいか人気が全くない。
しかし、上記の通り今年のメンバーだって約半分は去年と同じ。という事は、ここで通用しない訳がない。


ドリームジャーニー
これも元来は、マイルから2000くらいの距離が得意。で、中段くらいの位置取りからの抜けだしを得意としていたが、最近はいくら何でも位置取りが悪すぎる。つまり、鞍上が悪い。
昨年秋初戦、そのヘタクソ鞍上が15頭立て14番手から直線一気などという馬に負担のかかるとんでもない騎乗をしてくれたおかげで、追い込み馬の印象となってしまった。が、いくら距離不安だから後方から行くにしても、こういう騎乗は結果的に勝っても決してほめられない。
その証拠に、その次走だって18頭立て16番手(5着)など、実力ではない部分で負け続けてしまった。前走も15頭立て最後方15番手から行き、前が止まらない展開で14着惨敗。 
どうしても、他力本願の馬に成り下がっているが、展開さえハマれば上位を狙えるし、鞍上も変わって気分一新。ここらで一発ある。


スーパーホーネット
前走を見る限りでは、成長しているのが充分すぎるくらい分かる。元々能力はあるはずの馬なので、5歳、昔で言う6歳でようやく素質開花してきた。
ただ、ベストは1400であってマイルは気持ち長い。とは言え、距離の誤魔化しがきく京都マイルながらダイワメジャーに迫った実績を無視はできない。
でも、◎○▲が上と見るので、どうしても4番手評価となってしまった。5歳以上の中では1〜2番目なのは間違いないのだが・・・


△グッドババ
つーか、スーパーホーネットに印を打つ以上、こちらも印をつけざるをえない。
とは言うものの、どうしても去年の印象があるせいで、イマイチな感じなのは否定できないが。それに普通、4歳5歳が馬の成長という部分でピークになる事が多く、6歳(旧7歳)のこいつはスーパーホーネットほど成長しているか、というと疑問がある。
無印にしてもいいんだけど、陣営が気合入っているんで、その点を買って押さえ評価に。


エイシンドーパー
やはりメンバー的には去年と似たような感じなんで、押さえないと(ry
スーパーホーネット&グッドババに昨年先着している点を評価するなら、今年だってこの2頭に先着するかもしれないし、先着できるならば勝ち負けになってても何ら不思議ない。


キストゥヘヴン
昨年3着の時のジョリーダンスと同じような雰囲気がある。勝つまで、とはいかないが2着3着に食い込んで来る目は充分ありえる。
去年もそうだが、ヴィクトリアと安田は似たような時期に府中の1600で行われるがレース傾向がほぼ正反対になる。ヴィクトリアは道中が遅くて上がりが速い、典型的な切れ味勝負のレース。それに対し、安田は道中のスピードがが速く、府中の長い直線で我慢比べになる事が多い。だからこそ、両方で好走できる馬はなかなか居ない訳なのだが。


ニシノマナムスメ
今年になってから成績、1番人気4着→8番人気2着→2番人気5着。まるで皆の期待を裏切るのが楽しいような感じだ。
シンプルに見るなら、体質がまだしっかりしておらず、レースしたら反動が出てしまうために好走し続けるのができないタイプ。単純に、いわゆるマルバツタイプ。そういや、昨年の春も同じようなマルバツ成績。
その意味では、今回はマルの番・・・走る方だ。人気はなくてもしっかり押さえておかないと。


ただ、昔と比べて今は安田の牝馬成績が案外よくない。この☆2頭も、ほんとにちょびっと押さえておく程度。